液化窒素の超低温(-196℃)を利用
水分・油分を多く含む食品も低温・凍結粉砕
原料特有の味や香り、
熱に弱い成分を維持した食品の微粉末化


食品の粉砕加工に
お困りではありませんか?
-196℃の液化窒素を使用した低温・凍結粉砕加工で解決いたします
大阪ガスリキッドでの食品低温
・凍結粉砕のメリット
-196℃の液化窒素を利用して食品原料を粉砕し、パウダー化いたします

水分・油分を多く含む食品原料も微粉末化できます。
-100℃以下で粉砕するため、粉砕熱がかからず、
原料特有の機能・風味を保持したパウダーとなります。
製品袋内は窒素割合が高く、酸化も抑制されます。
受託加工ですので、ご希望の粉砕品を容易に入手いただくことができます

原料到着から、約5営業日で粉砕品を返却いたします。
テスト機・中型機・大型機を保有しておりますので、
ご希望数量(数kg~3000kg/日)の 粉砕が可能です。
※テスト粉砕のみのご依頼も大歓迎です。
食品粉砕実績
弊社での粉砕実績の一部をご紹介いたします。
クリックすると、原料・粉砕品写真が大きく表示されます。
食品粉砕実績
多種多様な食品原料の粉砕が可能です。こちらの粉砕実績も一部となりますため、
ご希望の原料の粉砕実績をご確認されたい場合は、お問い合わせよりご連絡ください。
ナッツ類 |
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アーモンド カシューナッツ マカダミアナッツ ピスタチオ ココナッツ くるみ |
穀類 |
ごま チアシード エゴマ 大豆 米 玄米 米ぬか |
キノコ類 |
椎茸 しめじ 霊芝 |
果実類 |
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レモン グレープフルーツ ぶどう マスカット みかん りんご 桃 メロン シークヮーサー キウイ ライム マンゴー パイナップル オレンジ 梨 さくらんぼ アセロラ スダチ 柚子 |
食品添加物 |
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ゼラチン ペクチン ショ糖脂肪酸エステル グリセリン脂肪酸エステル |
野菜類 |
トマト みょうが アスパラ とうもろこし |
スパイス&ハーブ |
山椒 フェンネル にんにく ショウガ コリアンダー バジル カルダモン クミン |
魚介類 |
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かつお 煮干し |
未利用資源 |
コーヒー絞りかす 脱脂ごま 香料抽出残渣 果実搾汁残渣 |
その他 |
コーヒー バニラビーンズ 紅茶 煎茶 硬化油脂 カカオニブ チョコレート 栗 卵 食用昆虫 |
※食品粉砕の営業担当に直接ご連絡いただけます
粉砕品の用途例
低温・凍結粉砕パウダーの主な用途例についてご紹介いたします。

製菓・製パン

飲料・調味料

健康食品

乳化剤・油脂

天然香料

着色剤・染料

写真提供「サントリー株式会社さま」
国際規格(FSSC22000)取得の食品工場で粉砕しています。
サントリー株式会社さまからご支給いただいたレモンやグレープフルーツなどの果実を、液化窒素を使用して種も皮も丸ごと低温・凍結粉砕し、パウダー状に加工しました。
食品は常温で粉砕するのが一般的ですが、機械で砕く際に非常に高い粉砕熱が素材にかかり、たんぱく質が変質してしまうなど影響が少なくありません。
超低温だと熱がかからないため、素材の風味や香りを生かしたまま粉砕することができ、製品採用にいたりました。

写真提供「カタギ食品株式会社さま」
アレルゲン(そば・落花生を除く)も受入・粉砕可能な工場です。
カタギ食品さまからご支給いただいたセサミン高含有ごまを、液化窒素を使用して油分丸ごと低温・凍結粉砕し、粒感のないパウダー状に加工しました。
ごまは粒なく小さくしようとすると、油分が出てねりごまになってしまうことがあります。
低温・凍結粉砕することで細かいパウダーにでき、他の食品に馴染みやすい・皮がないためいりごまと比較して吸収率が高い・歯にもつまらないという特徴があり、製品採用にいたりました。
食品粉砕フロー

説明文が表示されます
❶原料をフリーザー(原料タンク)に投入します
❷原料を粉砕部に運びやすくするために、
液化窒素で予備冷却します
※原料によっては②での液化窒素の使用はございません
❸スクリューフィーダにより、
原料を定量的にリンレックスミルへ運びます
❹粉砕部に液化窒素を吹き付けることで、
粉砕熱を発生させずに粉砕します
ハンマーミルで衝撃を与えながら粉砕を行います
❺粉砕後の粒子をブロワーによって運び、
サイクロンで捕集します
❻捕集された粉体を、汎用資材(PE袋・アルミ蒸着袋)
もしくはご支給資材に充填します
テスト機を用いた粉砕映像
(原料:アーモンド)
大阪ガスリキッドでの受託加工
テスト機から大型機まで処理能力の異なる粉砕機を所有しているので、スポット製造を含め、
数kg~100t程度までと幅広い生産量に効率よく対応可能です。
また、弊社独自の技術と経験で低温粉砕に関するあらゆるニーズにお応えします。
一般的な流れ
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初回打ち合わせ
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低温・凍結粉砕受託加工についてご説明させていただき、お客さまのご要望※をお伺いいたします。
※現行品と同様の粉末を製造してほしい。
〇μm以下の粉末を製造してほしい。
口当たりの良い粉末を製造してほしい。等
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テスト粉砕
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テスト粉砕を実施し、目標粒度への到達確認と受託可否判断を行います。
《テスト粉砕実施概要》
◎試作サンプル:最大6条件/日
◎原料数量:合計30kgまで/日
◎費用:15万/日 ※原料が5mmを超える場合は別途相談
◎工場受入基準:大腸菌群 陰性/0.1g かつ 一般生菌数10万個/g 以下
(テスト時は弊社でも菌検査の実施が可能です。)
◎製品到達粒度:平均径10数μm~数100μm ※原料によって異なります
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[お客さま]テスト品のご評価
[大阪ガスリキッド]単価お見積等作成
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新商品や既存製品への使用検討やお取引先さまへのご提案を行っていただき、テスト品の評価をいただきます。
ご希望数量に併せて量産時のお見積りを提出させていただきます。
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量産化の
打ち合わせ -
お取引開始に必要な書類(契約書・製品規格書等)の締結に向けての打合せを行います。
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量産化へ
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受託加工開始
よくあるご質問
- どうして低温にして粉砕するの?
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低温にすることで食品内部の水分・油分が凍結/硬化し、
常温では粉砕が難しい原料も粉砕しやすくなるためです。
- 低温粉砕の特徴は?
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低温下で粉砕するため、熱に弱い成分や香り・味を損なわずに粉砕することが可能です。
また、窒素使用のため粉砕加工中の酸化を抑制することができます。
- 水分・油分を多く含む食品でも粉砕できるの?
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可能です。水分・油分も凍らせて粉砕します。
ただし、原料によって粉砕後の状態が異なります。
【水分を多く含む食品原料】:
冷凍状態では粉状を維持しておりますが、常温下で数分間静置しますと徐々に溶けだし、最終的には液状化いたします。
※協力会社の技術を使用して乾燥までを弊社窓口で一貫して実施することも可能です。
【油分を多く含む食品原料】(常温下で固形油⇒硬化油脂やチョコレート等):
粉砕後も常温以上の温度まで上がることはございませんので、粉砕粒径に関わらず粉状を維持できます。
【油分を多く含む食品原料】(常温下で液状油⇒ごまやアーモンド等):
常温で静置しますと、水分の多い食品と同様に中から油分が染み出しペースト化することがございますが、細かく粉砕しすぎなければ常温で静置しても粉状を維持することが可能です。
粉砕粒度はテスト粉砕を通して調整させていただくことができますのでお気軽にご相談ください。
- 低温下では殺菌効果はあるの?
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急速に凍結されるため、殺菌効果はほとんどなく、原材料中に存在している菌は冬眠状態で残存します。
粉砕中に菌増殖は起きませんが、表面積が広くなるため原料内に潜在している菌が出てくる可能性はございます。
- テスト粉砕だけでも受けてくれるの?
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お受けしております。
◎試作サンプル:最大6条件/日
◎原料数量:合計30kgまで/日
◎費用:15万/日 ※原料が5mmを超える場合は別途相談
◎工場受入基準:大腸菌群 陰性/0.1g かつ 一般生菌数10万個/g 以下
(テスト時は弊社でも菌検査の実施が可能です。)
◎製品到達粒度:平均径10数μm~数100μm ※原料によって異なります
- 原料はどんな大きさでもいいの?
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5mm角以下が粉砕機に適しております。
粗砕機もございますので、5mmを超える原料についてはご相談ください。
- アレルゲンも粉砕できるの?
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そば/落花生のアレルゲンを含むものは社内基準により持ち込みをお断りしておりますが、
それ以外のアレルゲンを含むものは粉砕可能です。※事前に含有アレルゲンの開示をお願いいたします。
- 具体的にどんな食品をどこまで細かく粉砕できるの?
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平均径10数µm~数100µmまで粉砕が可能です。
ただし、生産性については別途検討が必要です。
粉砕実績の一部をご覧ください(最も細かく粉砕した場合)
- 原料を送ってからどれくらいの期間でテスト粉砕品を納めてくれるの?
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通常、原料到着前にテスト日を決定しますので、
弊社に原料が到着してから2週間以内にお返ししております。
- 粉砕品はどのような使い道があるの?
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飲料/製菓/製パン/調味料/健康食品等、幅広い用途でご使用いただいております。
- 受託粉砕のメリットは?
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多額な設備投資に対するリスクや、作業管理、高圧ガス・公害(粉塵・騒音)管理などの煩雑な作業が回避でき、希望する粉体を容易に入手することができます。
- 原料はどんな大きさでもいいの?
-
5mm角以下が粉砕機に適しております。
粗砕機もございますので、5mmを超える原料についてはご相談ください。
- アレルゲンも粉砕できるの?
-
そば/落花生のアレルゲンを含むものは社内基準により持ち込みをお断りしておりますが、
それ以外のアレルゲンを含むものは粉砕可能です。※事前に含有アレルゲンの開示をお願いいたします。
- 具体的にどんな食品をどこまで細かく粉砕できるの?
-
平均径10数µm~数100µmまで粉砕が可能です。
ただし、生産性については別途検討が必要です。
粉砕実績の一部をご覧ください(最も細かく粉砕した場合)
- 粉砕処理能力はどれくらいあるの?
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能力の異なる粉砕機(テスト機/中型機/大型機)を保有しておりますので、
数kg~3000kg/日 粉砕することが可能です。
※粉砕方式は全て同一です。
※粉砕処理能力は原料性質/原料形状/希望粒径によって異なります。
- 粉砕時の歩留まり(収率)やロス量はどの程度?
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通常95~98%です。ロス量としては、テスト機=5~10kg、中型機/大型機=30~50kgです。
- 粉砕機の洗浄はどのように行っているの?
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粉砕する原料が毎日変わるため、粉砕機部品を手作業で分解し、中性洗剤で手洗い洗浄をしております。
洗浄後は粉砕機に対して、ATP拭き取り検査による洗浄確認を実施しています。
その後次亜塩素酸水による殺菌と、大腸菌群拭き取り検査を実施して陰性であることを確認し、
粉砕機を組立しております。
アクセス
低温粉砕センター 食品工場
〒592-0001 大阪府高石市高砂3-7
TEL:072-269-2981 FAX:072-269-2982
南海/羽衣駅よりタクシーで約15分
(タクシーへ”高石市高砂3-7 大阪ガスリキッド食品工場”と住所も併せてお伝えください。)
※お車で来社される場合は、周辺地図もご確認ください。
