陸上養殖向け酸素曝気装置
OXSERVE
オキサーブ
OXSERVEの特長
OXSERVEは、大阪ガスリキッドが培ってきた技術を生かして製品化したマイクロバブル発生ノズルを活用した陸上養殖向けの酸素曝気装置です。この装置を近畿大学水産研究所に協力いただき、陸上養殖の検証試験を実施、魚の養殖における各種データ計測等を行いました。
マイクロバブル発生ノズルにより発生した微細気泡により早く、効率よく溶存酸素濃度を高めることが可能です。酸素供給装置を内蔵しているため、酸素ボンベなどの交換が必要なくお手軽に現在使用している水槽に取り付けることが出来ます。
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①オールインワン
PSAを内蔵した酸素供給装置、溶存酸素計、循環ポンプ、マイクロバブル発生ノズル一式からなるパッケージタイプです。
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②既存サイトに即導入可能
コンパクトかつ電源が100Vなので水槽の近傍に簡単に設置できます。
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③ランニングコストの削減
酸素発生装置(PSA)により酸素供給を行うため、ボンベによる酸素供給に比べてランニングコストの削減に貢献できます。
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④溶存酸素濃度をコントロール
ご希望の溶存酸素濃度を保持するように制御します。給餌時のDO値低下時に酸素を供給できるので、従来より給餌量を増加でき、成長を促進できます。マイクロバブル発生ノズルで発生できる微細気泡は直径10-500μなので、溶存酸素濃度を早く、効率よく上昇させることが可能です。
養殖において酸素添加は必要不可です。
マイクロバブルは、低コストで素早く溶存酸素量を増加させることができます。その結果、低酸素ストレスを回避し成長促進や生残率の向上が実現できました。 -
⑤遠隔監視ができる
溶存酸素濃度、酸素流量、水温のトレンドグラフをPCやタブレット、スマートフォンから確認でき、遠隔地でも状況を把握できます。また、溶存酸素濃度の異常をメールで送信できるので、不具合を早期に発見できます。
装置フロー図
OXSERVEは、マイクロバブル発生ノズルと酸素発生装置、溶存酸素濃度計、循環ポンプ等一式を含んだパッケージタイプです。
近畿大学水産研究所実証試験データ
素早く溶存酸素濃度を高められるので、餌の摂食量が増え、生育を促進します。
マイクロバブル効果確認テスト
(マダイ稚魚による育成比較)
エアストーンや分散器に比べ、高い生残率が確認できました。
養殖魚にとって低酸素ストレスのない快適な環境を作ります。
OXSERVEの対応水槽容量として、通常飼育では50t程度、高密度飼育では10t程度で飼育が可能です。
溶存酸素量比較試験
ヒラメでの実験
高密度区(OXSERVEを使用)
通常密度区
製品仕様
酸素発生流量(最大) | 3NL/min |
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酸素濃度 | 90%以上 |
寸法(mm) | 400W×480D×740H |
電源(酸素発生部、循環ポンプ共) | AC100V , 50/60Hz |
消費電力 | 720/690W (PSA 約300W、循環ポンプ 420/390W(60/50Hz)) |
警報機能 | ・酸素発生装置異常(発生圧力低下)時にブザー発報 ・DO値異常でメール送信にて連絡する機能あり(遠隔監視システム利用時) |
対応水槽容積(目安) | 通常飼育 〜50t 高密度飼育 〜10t |
その他 | 【発生装置】 ・塩害対策塗装 ・塩害フィルター内蔵 ・酸素供給制御機能 ・遠隔監視機能(溶存酸素濃度、水温、酸素流量)あり ・バックアップ酸素接続可能 |
【循環ポンプ】 ・海水対応 |