水素ユーザーの"生の声" 〜メルマガNO.6〜
岡山県真庭市さま
こんにちは。大阪ガスリキッドの串木です。
本メールマガジンでは、水素製造装置のご紹介、水素ユーザー様の生の声、
水素社会の展望や関連豆知識などを皆様にお届けして参ります。
真庭市におけるバイオガスの利活用に関する実証のご紹介
今回は水素と直接関係ないテーマですが、カーボンニュートラルつながりでバイオガスの取り組みをご紹介します。
岡山県の真庭市では、生ごみ収集モデル地区で回収した生ごみを資源化している「バイオガスプラント」において、発生したバイオガスを精製し生ごみ収集用のCNG車の燃料として使用する車両走行実証を行っています。
本実証は、「真庭広域廃棄物リサイクル事業協同組合(以下、真庭リ協)」が、環境省の委託事業(脱炭素化・先導的廃棄物処理システム実証事業)の採択を受けて実施している事業で、下図の一連の循環を実証するものです。大阪ガスリキッド㈱ならびにDaigasグループではこのうちハイブリッド型バイオガス精製・吸着貯蔵・付臭熱量調整、蓄ガスに関わる設備工事に携わらせていただいております。DaigasグループがHYSERVEで培ってきたPSAによるガスの精製技術や原料ガス受入から高純度な製品ガス製造までのハンドリングノウハウが活かされています。
CNG車:天然ガス自動車
PSA:圧力差を利用した吸着式ガス精製器

早速ですが真庭リ協様にお納めさせていただきました設備全体像をご覧いただきます。

続きまして、各設備についてご紹介いたします。
ハイブリッド型バイオガス精製装置です。
PSAと分離膜を組合せ、メタンの純度を高めるとともに、オフガスメタンを無駄なく回収します。吸着貯蔵タンクです。
タンクの中にはメタン吸着剤が入っており、精製したバイオガスを大容量で貯蔵します。バイオガスにプロパンを混合するための設備です。
プロパンを混ぜることで付臭/熱量調整します。蓄圧設備です。
熱量調整したバイオガスを23MPaGの高圧で蓄圧します。
上記の設備は2022年度に納入させていただいており、2023年1月現在実証運転中です。
その他、真庭市では様々な脱炭素への取り組みをしています。詳細は以下のボタンをクリックしてご覧ください。
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大阪ガスリキッド株式会社 水素ソリューション部